天才教室

僕が勉強を始めてから天才と呼ばれるまでの勉強法、考え方を全て教えます。受験勉強のみでなく勉強法の本質、天才の思考法について知りたい方は是非見てください。

受験期の物理の勉強計画

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 今回のテーマは「受験期の物理の勉強計画」についてです。物理は学校の授業で範囲が終わるのがギリギリだったり、そもそも全く理解できない人がいたりと苦戦する人が多いです。ですが、”物理とは勉強に時間を取られることもない”、”わかってしまえば効率よく点が取れる”教科なんです。こんな物理で受験の足を引っ張っていては損でしかありません。とにかく物理を徹底的に伸ばしたい人は是非最後まで読んでください。

 

 

 先ほども言ったように、物理が高3生の受験において得点源になりにくい要因の一つは「学校の授業が全範囲終わるのが本番直前」ということです。これは授業時間が限られている学校では仕方がないことです。しかし、逆に言えば全範囲終わるのが早ければ早いほど他の受験生と差をつけることができ、物理を得点源にすることも可能ということです。つまり物理を伸ばしたい人がすべきことは明瞭です。

 高校物理の全範囲を自習でできるだけ早く終わらせる

これだけです。そんなこと言われても「自分で勉強してわかるならそもそも学校はいらない」とか「自分でしても物理はわからないし無駄に時間がとられるだけ」とか感じる人がいるかもしれませんが安心してください。まず何より、先ほども言いましたが物理とは一番勉強時間を少なく、効率よく勉強できる科目です。これは「効率のいい勉強法があるから」とかではなく、物理が単に暗記がほぼ0で理解のみに焦点が当てられている科目だからです。つまり、物理は理解さえできれば問題が解けるので、全範囲終わらせるのは容易です。実際、僕は高校物理の全範囲を高3の4月から6月の二か月間で終わらせました。ただ、これは問題が解けるようになったということではなく、とりあえず全範囲理解したということです。その後、夏休みの間に基礎確認と問題演習をしたことで全範囲センター試験満点取れるくらいの基礎力は簡単に身につきました。

 

 

 物理を最速で全範囲終わらせるためには「物理の勉強自体に時間をかけないこと」、つまり「理解を効率よく行うこと」が重要です。このためには前回の記事でも言ったように、「物理という科目を完全理解すること」、もっと詳しく言えば、「定義と公式の両方についてしっかり区別し、理解すること」が必要ということです。これについては前回の記事を読んでください。つまり、簡単に言えば、

「定義と公式とはどういうものか」を理解することで、物理の勉強、理解の効率を最適化し、できる限り早く全範囲終わらせて問題演習に入ることで、より理解を深める。

これを行えばだれでも物理を得意科目とし、他の受験生と大きな差を作ることができます。

 

 

 まとめると、とにかく物理という科目について理解することが大切です。物理を理解すれば早めに全範囲終わらせなければならないことも自分で感じるはずです。「物理の天才」へ向けて物理を知り、理解してください。

高校物理のすべて

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 今回から最も得意不得意が二極化する科目である物理についてお話します。今回のテーマは「高1、2の間に物理ですべきこと」です。物理が苦手な人や理系でまだ理科の科目選択に迷っている人などは是非見てください。

 

 

 高2までにすべきこととは「力学のマスターと物理という科目に対する完全理解」です。前者の意味はわかりやすいんですが、後者はあまり何を言っているかわからないかと思います。しかし、どちらかと言えば後者の方が大切です。「力学をマスターする」ということがシンプルであるのに対して、「物理を完全理解する」ということはとてもあいまいで分かりにくいかもしれませんが、どちらも今回ですべて教えるので安心してください。

 

 

 まず、力学についてですが、そもそも力学とは何か。力学とは「高校物理のすべての基本」です。基本的に高校物理は力学、熱力学、電磁気、波動、原子という5つの単元に分けられます。このうち、力学を高2までに、その他を高3で習うというのが多いと思います。ここからわかることは、「高校物理では力学に重点が置かれている」ということです。これはいったいなぜかというと、「力学ありきでのその他の分野」だからです。つまり、物理の5つ単元とは、すべてが横並びに対等というわけではなく、「力学という土台の上にその他4単元が存在する」ということです。この意味が分からない人が多いかと思いますが、これを真に理解することが「物理という科目を完全理解する」ことにつながります。

 

 

 力学が一番の基礎であるわかりやすい説明は、

  すべての単元の問題が最終的に力学に帰着する

ということです。これは高1,2の段階ではまだ理解できないかもしれませんが、この言葉を必ず覚えていてください。覚えておくだけで高3で物理が解きやすくなります。

 

 

 力学の重要性は物理を理解するうえでとても大切なんですが、最も大切なことは

        物理は定義がすべて

ということを理解することです。最初に言ったように、物理は「得意な人はとことん得意だけど、苦手な人はとことん苦手」な教科です。僕のように物理が得意な人は物理の勉強にほとんど時間を割くことなくテストで点を取ることができます。なぜかというと、「物理は暗記することがほぼ0」だからです。物理で暗記しなければいけないことは定義のみです。物理ができない人はそもそも定義と公式の区別すらついていないんです。定義とは決まり事です。絶対に変わることが無い普遍的なものです。例えば仕事=力×距離という簡単な式ですが、これは仕事の定義です。より正確には、「物理学における仕事とは、物体に加わる力ベクトルと変異ベクトルの内積である」というように決まっているということです。逆に、公式とはその定義の基で導き出される性質のことです。例えば、位置エネルギー=mghという公式は、「エネルギーとはそのエネルギーを持つ物体がなすことができる仕事の量である」という”エネルギーの定義”と、”仕事そのものの定義”から導出された式で、「重さmで高さhにある物体はmghの位置エネルギー、つまりmghだけの仕事をする能力、性質がある」ということを表しています。つまり、「定義さえ分かっていれば公式はすべて導出できるし覚えなくてもいい」ということです。

 

 

 極端な話をしましたが、要は「物理は公式を暗記する教科ではない」ということです。もちろん最終的には公式を覚えなければテストは解けなくなってしまいますが、定義さえ把握していれば公式の意味もわかるので公式を忘れるようなことはありません。そして定義と公式を理解していればテストの問題で使う公式も、問題で問われていることもすべてわかります。このことを理解できれば新しい単元になってもやることは「定義と公式の理解」だけなので全ての単元が少ない勉強時間で解けるようになるということです。つまり、物理最強です。

 

 

 まとめると、高1,2の間にすべきこととは「力学のマスターによる物理の完全理解」ということです。力学で出てくる定義はその他の単元のすべての元となる定義でもあり、”高校物理そのもの”です。このことを忘れないでください。物理はどういう科目なのかさえ理解できれば暗記もないので一番効率よく点が取れる教科です。定義と公式について理解したその日からあなたは「物理の天才」と呼ばれます。

努力の天才がおすすめする受験英語最強の単語帳

 前回まで英語の勉強法や単語の暗記法を教えていましたが、実際に僕がおすすめする最強の英単語帳を紹介します。正直単語帳はどれを使っていてもある程度差はありませんが、大学受験用の単語帳としてまだ何を買うか迷っていない人は特に参考にしてください。

 

 

 

 

 これは僕が実際に使っていた単語帳で、圧倒的おすすめです。この単語帳では最初の1200単語でセンター試験頻出の単語が載っています。また、最後まで覚えれば共通テストだけでなく二次試験まで基本的に対策はできます。また、頻出英熟語も載っているうえに、一単語に複数の意味があるものは良く出る意味の順番に意味が載っています。さらに、その単語の語法や良く出る形、例文も載っているので使う場面などより実践的に単語暗記をすることができます。ただ、これは共通テストではなくセンター試験の時の単語帳なので、より現在に適した単語帳を使いたい方はこの単語帳「シス単」の新しい改訂版を下に貼るので、そこから購入してください。

 

 

 

 

 

 

 正直英語に関してはシス単さえしていれば後は勉強の中で新しい単語をその都度メモして覚えていけばいいだけあのですが、旧帝大や超難関大学を受ける人や、その中でも英語を得点源にしたい人はシス単だけでは二次試験の単語レベルに追い付きません。知らない単語でも意味の予測はできますが、これは英語を得点源にしたい人には不安要素が多く英語を得点源にできなくなります。そんな人には下に貼ってある東大受験用単語帳「鉄壁」を使ってください。これをマスターすれば大学受験に出てくる英単語はほぼ網羅できます。ただ、これは本当に量が多いので、暗記が中途半端になるくらいならシス単を完璧にしてください。

 

 

 

 

 

 今回紹介したものは特におすすめの英単語帳なので、「単語帳に順位付けをして他の単語帳も紹介する」といったようなことはしません。単語帳に迷っていいたり、どれがいいかわからないという人は僕が紹介したシス単を使ってください。絶対失敗はしません

三日坊主でもできる本当に効率がいい暗記法

 

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 皆さんはこれまで暗記ができずに勉強などで苦労したことはありませんか?今回のテーマは「誰でも絶対に暗記できる方法と原理」です。学生から大人まで勉強をしている人(特に三日坊主になって覚えられないような人)は是非最後まで見てください。

 

 

 これまでみなさんは「暗記はコツコツ」とか「一日〇〇ページして、次の日に前日までにやった範囲の復習と今日の分をしなさい」とかいろいろな事を言われてきたと思います。資格の勉強でも「毎日一時間ずつ勉強を積み重ねて三カ月以上かけて資格を取るのが良い」というような考えの人もいるかもしれません。これらすべてに共通しているのは「暗記は長期記憶しなければならないのでコツコツ毎日積み重ねるべき」という考え方です。これで今までうまくいってきた人は無理にやり方を変える必要はないです。しかし「コツコツやるような勉強では三日坊主になって毎回うまくいかない」というような人もたくさんいると思います。僕もその一人でした。

 

 

 そもそも暗記において「なぜ三日坊主になってしまうのか」ということですが、それは「毎日コツコツしても一週間前のことはほとんど忘れていて全然暗記できてる実感がない」と感じるからです。要は”やる気”、”モチベーション”が続かないんです。仮に一日50単語ずつ英単語を覚えたとしても1200単語覚えるのに24日で全て覚えられるかと言われたらそんなわけありません。ふつうは24日後には八割は忘れています。それで結局暗記を途中で諦めてしまったり、たかが1200英単語の暗記に何カ月もかかるんです。しかし僕の暗記法を使えば一週間で八割程度の単語を暗記できます。

 

 

 僕の暗記法とはずばり「毎日一周全範囲暗記する」というものです。「そもそも一日に単語帳や参考書を一周全部見るなんて不可能だ」と感じる人もいるかもしれませんが、できます。ただ、”全範囲”の量にもよりますが、英単語でいえばどんな人でも1200単語毎日するというのは思っているよりも簡単です。

 

 

 そもそも記憶には「短期記憶」と「長期記憶」が存在します。それに、一度も見たことが無いものは記憶に存在しないので当然思い出すことはできません。「毎日コツコツと」という方法は「短期記憶を長期記憶に変換する」ための方法です。これは暗記をする上では必ず必要な作業なのですが、「そもそも短期記憶すらできていないものを長期記憶するのは不可能」というわけです。僕の方法は

一気に短期記憶の容量を最大にして、それらをすべてそのまま長期記憶に変換する

というものです。

 

 

 具体的に僕が受験期に英単語を覚えるためにした暗記スケジュールを教えます。参考にしてください。きっかけは高2の2月の時に受験勉強を一切しておらず焦ったことで、「英単語の暗記をしよう」と意気込む典型例でした。こう意気込んだ日は当然やる気に満ち溢れています。僕はどうせやる気が続かないことが初めからわかっていたので、とりあえず一週間だけ暗記を続けるということを決めました。この一週間という短期目標は誰にでも達成できる目標だと思います。そこで僕は持っていた英単語帳の2000以上の単語と、ついでに古文単語帳も全範囲一周ずつ毎日しようと決めました。その一週間は毎日、家や通学中はもちろん、授業中にも内職としてひたすら単語帳を読んでいました。結果、一週間後には単語帳の八割近くを暗記していました。一日中暗記を毎日繰り返すことで頭の中が単語のことだけになって、寝る前も起きてからもずっと単語が頭によぎるようになります。まさに単語中毒者です。しかし、この単語中毒の状態は記憶の引き出しの一番最初の引き出し、つまり「一番最初に思い出せる位置に単語が記憶されている」という状態です。これが短期記憶の究極の状態になります。ここまでくれば後はとりあえず最初は二日か三日に一周くらいのペースで一カ月近く単語暗記を繰り返すだけでした。

 

 

 「暗記法はわかったし最初の一週間だけとりあえず頑張るというのもわかったけどその後二日に一回とかしてたら結局時間も取られるし結局やる気もなくなる」と思った人がいるかもしれません。安心してください。一週間たった後なら単語帳を一周するのに時間はそれほどかかりません。なぜならどれだけ少なくても全体の50%は覚えていて、25%は「なんかわかるけど思い出せない」という状態だからです。一周目と比べればかかる時間は五分の一以上に短縮されています。僕は受験期の最後の方は英単語帳一周にだいたい40分くらいしかかかりませんでした。また、この長期記憶は「長期記憶に入っていない単語を短期記憶から持ってくる」作業ですので、すでに「いつ見ても覚えている」というもの”以外”について二日に一回暗記すればいいだけです。そのうえで一週間に一度くらい全体を一周すればいいです。また、暗記で一番つらいのは一周目です。さっきも言いましたが、見たことないものは記憶に存在しないので思い出せません。だから暗記では一周目に踏み出せるかどうかが勝負です。しかし、僕のやり方なら”一番暗記のモチベーションが高い”1日目にすべての情報を一度見ることができます。一日目さえ乗り越えれば少しずつ楽になり、一週間たてば単語がたくさん短期記憶されています。その状態で英語の授業などを受ければ、今までわからなかった英単語がわかり、良いアウトプットにもなり、長期記憶につながります。

 

 

 まとめると、自分で今必要な暗記量に対して「できるだけ多くの暗記を一気に短期的に行うことで、そのまま長期記憶に持っていく」という暗記法が最強ということです。資格の勉強をしている人は一日20ページずつとかではなく一日150ページして三日以内に一周するというようなペースで一気に短期記憶しましょう。英単語のような受験暗記は、最低でも必要な単語数をとりあえず一気に短期記憶しましょう。やる気さえあれば暗記はできます。しかもこの方法なら毎日やる気を保つというよりは高まったやる気を利用して一気に覚えるという方法です。暗記が苦手で続かない人は是非試してください。「この方法を実践したその日」からあなたは「暗記の天才」と呼ばれるようになります。

受験期の英語の勉強計画

 

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 今回のテーマは「受験期に英語はどのような勉強をするべきか」です。英語は文系理系両方に共通した必須科目ですが、高3の一年間本気で努力すれば実力が付きやすい科目です。今回は高3の一年間で英語を得点源にする勉強計画について話します。高校生やその親の方は是非最後まで読んでください。

 

 

 まず高3前半ですべきことは文法、共テレベルの単語、熟語、語法の習得です。二学期に入るまでにこれらの基礎を完成させ、共通テスト8割は超えるように目指してください。前にも言いましたが共通テストで出てくる単語は単語帳の前半1200個で95%は構成されています。たった1200単語と頻出熟語、語法の暗記と基本的な文法の理解くらいなら簡単にできます。一番効率がいい暗記法については今度詳しく説明するのでその通りに努力してください。

 

 

 次に、高3の後半にすべきことは数学と同様過去問演習です。英語についても各大学で出題傾向があるので、それを研究し、対策するための勉強をしなければなりません。この時、分からない単語や表現が出てきたら、それを全てメモする自分専用の単語帳を作っていってください。また、定期的にリスニングを行って英語力をさらに高めていってください。英語は言語なのでやればやるだけ伸びます努力すればいいだけなのでその方向を間違わないようにしてください。共通テストが近づいてきてテスト本番一カ月前くらいになってからは下の共通テストについての記事を参考にしてください。

 

tenbenstudy.hatenablog.com

 

 

 

 英語については簡単すぎて書くことがありません。より多くの英語に触れればそれだけ実力になります。それでも単語を覚えるのに苦労したりする人がたくさんいると思います。暗記についてはまた記事にするので安心してください。とにかく受験用の英語は文法と単語と熟語と語法を覚えて過去問を解くだけの簡単な作業です。英語は「天才」と呼ばれるにはもってこいの科目です。英語が少しでもわかるようになれば日常で目にする英語もわかるようになって視野がとても広がります。英語はやり得です。「英語の天才」目指して頑張ってください。

高1、高2ですべきこと~受験英語~

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 今回から受験の必須科目英語についてお話していきます。英語は文系理系の両方に共通して必須の科目です。今回のテーマは「高1,2年の間にすべきこと」です。今高1、2やその親の方は是非最後まで見てください。

 

 

 高1、2の間にすべきこととはずばり「文法の割理解と1200単語の暗記」です。文法は高2までの間で基本的な決まりについてすべて習うと思います。それを九割は理解してください。これは学校の授業を真面目に受けるか、授業を受けなくても毎回の定期テストを勉強するだけでできるので努力すれば問題ないと思います。対して、単語を覚えるというのは根気が必要なことです。そもそも1200単語とは何を基準にしているのかというと、高校で習う単語のうち共通テストに出てくる単語は95%以上が単語帳の前半に載っている1200単語なんです。基本的にどの英単語長でもいいので最初の1200単語さえ覚えていれば高3で楽もできますし、模試も解けます。英単語に限らず暗記の一番効率がいいやり方については別の記事で書きますので待っていてください。とにかくこれだけで英語の「天才」と呼ばれます。

 

 

 現在高2の終わりくらいの人や、授業や定期テストを真面目に勉強するのがめんどくさい人は受験期に入る直前の高2の2月くらいに1200英単語を死ぬ気で覚えることだけしてください。これだけで高3の受験期に圧倒的に楽をできますし、単語暗記という簡単な作業を2月から毎日のようにするだけで勉強をする習慣も付くようになります。

 

 

 正直な話をすると受験勉強において英語は高1、2年サボっていても高3だけでどうにかなります。しかし他の教科のことも考えるとそれは得策ではありません。英語のような言語は暗記も多いですが、早く勉強を始めるだけで得意科目として得点源にできます。だから高1、2の間は気楽に学校の授業を受けながら文法と単語の貯金を貯めてください。今回の記事はとても短くなりましたが、それくらい英語はわかりやすい簡単な教科です。日々努力を積み上げてください。

受験期に学校の授業は無駄?

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 今回のテーマは「受験期に学校の授業は必要か」というものです。言い換えますが、「受験期に学校の方針にすべて従う必要があるのか」ということです。今高3やその親の方、気になる方は是非最後まで読んでください。ただ、あくまでも今回は僕個人の意見なので「その通りだ」と鵜呑みにすることはやめてください。

 

 

 授業が必要かどうかという極端な例を出すと、「受験に世界史を使うつもりがないのに世界史の授業を聞く必要があるのか」というものがあります。学校ではよく「選択肢を絞らないためにもすべての授業を真面目に受けなさい。内職はするな」と言われます。皆さんの学校でもこのようなことはよく言われているかと思います。そうは言われても普通に考えれば「受験に使わない授業を聞く時間は無駄」ですよね。それでも学校側の意見は「いつ進路が変わって必要な科目が変わってもいいように選択肢を絞るな」というわけです。もちろんどちらが正しいということはないと思います。だからこの例に関しては自己判断でお願いします。進路を変えるつもりがないなら、使わない教科は内職しまくっていいと思います。先が不安定で分からない人は素直に学校に従ってもいいと思います。僕が今回伝えたいのはこのような例ではありません。

 

 

 こんな人はいませんか?「学校の授業聞いてるけどレベルが低い」とか「こんなスピードで授業して受験までに範囲終わるかな?」と思っている人。僕もそうでしたが、こう感じる人は学校の授業を受ける必要はありません。少なくとも今の授業形態、内容の授業を受ける必要はありません。ぼくは高校の時先生とのコミュニケーションを良くとっていたのでその時に聞いたのですが、学校の授業は「真ん中より少し下のレベルの人」に向けて作られています。それなら学校で上位の人が不満を覚えるのは当たり前です。特に僕の高校は京大に入れるレベルの人は三年に一人くらいの公立高校だったので、京大志望だった僕は全くレベルが合ってませんでした。実際、学校を休んで丸一日塾に行っていた日もありました。僕は最初、各教科ごとに

  • 数学はスピードは遅くないし一学期で全範囲終わるけどレベルが低い
  • 理科(物・化)はそもそもスピード遅すぎて範囲終わるの12月になりそう
  • 国語は教科書をやるのはマジで無駄
  • 社会(地理)も遅い
  • 英語もレベルが低いし教科書やってるし…

というように不満だらけでした。ただ、すべての教科で改善できたのが二学期からでした。まず、数学は担任が数学担当だったこともありますが、基本内職は了承してもらえました。さらに、解く問題を旧帝大レベルの問題も用意するようにしてもらいました。内職は了承されないかもですが、問題のレベルが高いものを普段の授業に付け加えて用意してもらうことは相談すれば必ずOKだと思うので、問題のレベルが低いと感じる人は先生に直接相談すればいいと思います。また、社会や理科のように授業スピードが遅いと感じるものは、とくに超難関大学を目指す人は全範囲終わるのが12月というような学校のペースに合わせていては到底間に合わないので、自習で全範囲終わらせてください。学校の授業は基礎確認としてしっかり聞いてください。だから、スピードに不満を感じる教科は自分で全範囲終わらせながら基礎確認として授業を行ってください。英語や国語のような範囲が存在しない教科は共通テスト前の共通テスト対策授業などは受け、その他は内職でいいと思います。

 

 

 まとめると、「学校の授業を受ける必要があるか」については「人それぞれ」が答えです。学校といえど志望校合格のためには自分のレベルと状況に合わせて好きなように利用すればよいと思います。学校も塾も自分が好きなように活用するのが大切です。ただ、授業の内容に改善の余地があるなら先生に提案してみてください。また、そもそも学校に行かない人という人も中にはいるかもしれませんが、学校で友達と話して気分をリフレッシュすることも大切です。僕は五限の体育だけ出席するような日もありました。なんでもいいので自分にとって一番都合がいいようなやり方を見つけてください。学校の授業は決して無駄ではありませんが、自分のために最善であると思うなら授業を受けなくてもいいし学校がすべてじゃないということを頭に入れておいてください。