天才教室

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旧帝大化学完全攻略

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 今回のテーマは、数学・物理でもお話ししたように、「旧帝大レベル化学の完全攻略」です。今回で旧帝大シリーズは最後ですが、化学についても旧帝大レベルになると別教科になります。旧帝国大学や超難関大学を目指している人、興味がある人は最後まで読んでください。

 

 

 

 まず、旧帝大レベルの化学とその他の大学の化学の問題の違いですが、物理と同じで

  • 量が多い
  • 問題に大学の色が濃く出る
  • 問題の内容に背景が存在する

という特徴が旧帝大レベルの化学には存在します。量が多いのは当然ですし想像しやすいと思います。

 

 

 受験ではどの教科においても大学それぞれで出題傾向や特徴が存在します。その中でも旧帝大の化学はその特徴が強く、旧帝大化学”の対策を行わなければ解けません。いわば普通の高校化学とは別教科なんです。基本的には物理の時と同じで、特に頻出の問題や単元が存在するということです。これは過去問を多く解くほどわかるものなので、努力次第で何とでもなります。

 

 

 物理の時と同じことを書きますが、「問題の背景が存在する」ということが最も重要です。言い換えれば、「大学側に問題を出す意図がある」ということです。この”意図”というのが問題の”背景”ということです。典型的な例は、「高校では習わない、大学で新たに出てくる定理や特性を証明する問題を高校の知識で解かせる」というものです。高校では習わない範囲の化学について入試問題に出すことで、大学化学の範囲のことを考察させるということです。この大学化学の新しい事というのは一般にその年のテストを作っている教授の専攻している内容であることが多いです。この”大学側の意図”については受験本番に深く考える必要はありません。しかし、過去問を解き勉強していくうえでこのことを意識することはとても重要です。これを意識するだけで過去問の研究にもつながりますし、求められている能力を理解することができます。これらの点を覚えていてください。

 

 

 最後に、僕が過去問を解き始めた時期や計画について話します。僕は数学の時も言いましたが、8月の真ん中くらいではじめて京大の過去問を解きました。この時期はちょうど僕がセンター化学満点を取れるくらいの基礎力はついたなというくらいの時期でした。解いたのは自分が受ける年の三年前のものです。いつの過去問を解くのが良いのかなどについては前の数学の記事を読んでください。その後、一週間に一年分解くことを11月くらいまで繰り返しました。その後は毎日のように解いていました。参考までに僕が解いた化学の過去問の量ですが、

  • 京大の過去問27か年を2周+2周目でわからなかったやつは3周目
  • 京大実践、京大オープンの過去問15年分以上
  • 東大、阪大、東工大の過去問3年分

くらいでした。

 

 

 とにかく過去問は早めに解いてみることで、自分がこれからどのような物理力をつけなければならないのかがわかるようになるので、早めに解いて下さい。また、センター試験満点が取れるくらいの実力が付けば、レベルの高い問題集と過去問を並行してもらっても構いません。僕は「重要問題集」という問題集を夏休み中に終わらせました。旧帝大、超難関大の化学は対策が本当に大切です。