天才教室

僕が勉強を始めてから天才と呼ばれるまでの勉強法、考え方を全て教えます。受験勉強のみでなく勉強法の本質、天才の思考法について知りたい方は是非見てください。

受験地理のすべて~共通テスト対策まで~

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 今回のテーマは「共通テストのための地理の勉強法」です。僕は理系だったので地理を二次試験で使わず、センター試験までだったので、共通テストのようなマーク形式の地理で高得点を取るための方法を教えます。地理選択の人は是非最後まで見てください。

地理の参考書や問題集については次回紹介します

 

 

 まず最初に、地理という教科について説明します。高校で習う地理は大きく二つに分けられます。

  • 系統地理
  • 地誌

<系統地理>
 系統地理とは気候だったり宗教だったりと、そもそもの地理の基礎知識のようなものをまとめた単元です。例えば、西岸海洋性気候はどのような気候だとか、イスラム教はこのような特徴があるといったことです。

 

<地誌>
 地誌とは系統地理を前提に地域ごとにどのような特徴があるのかなどをまとめた単元です。例えば、地中海周辺ではどのような農業が盛んだとか、東南アジアではそれぞれの国でどのような宗教や言語が使われているのかなどです。

 

 つまり、系統地理が地理の基礎です。系統地理では世界中の気候などについて単純に暗記するだけではなく、その気候になる原因や理屈が存在するので、その理屈を理解したうえで暗記してください。そうすることで地誌でも地域ごとの特徴を覚えることも理屈を考えればいいので簡単になります。さらに、地理の共通テストでは知識を問われているのではなく、知識を使ったデータ分析や、データから知識を結びつけるようなもので問題が構成されているので、理屈に対する理解がなければ問題は解けません。地理は理解さえしてしまえば、多少知識が無くても共通テストは解けるので、70点を取るくらいなら簡単ですし、点数が一番早く上がる教科なんです。そういうこともあって、地理は少ない勉強量で点が上がります。ただ、世界史や日本史と違って、すべてを覚えていれば100点が取れるというような教科ではありません。データ分析で問題が構成されているので、毎回100点を取るにはすべての統計やデータを覚える必要がありますが、そんなことはできません。どこかで2、3問は間違えてしまうのが普通です。地理とは、

 70点にするのは超簡単、90点を超えるのは超困難

な教科です。

 

 

 先ほども言ったように、受験における地理は少ない勉強量、高3の真ん中くらいから勉強しても間に合います。ですが、早めに勉強を始めるに越したことはないです。ここでは、共通テストの地理で90点以上取るための計画を話します。ざっくりと以下の通りです。

  1. 夏休み一カ月前から地理の勉強を始める
  2. 夏休みの間で全範囲終わらせる
  3. 復習しながら過去問演習

まず、受験は夏休みが1つの大切な期間なので、「ここでどれだけ勉強できるか」が周りとの差を作ります。その夏休みの間に地理の全範囲について自習してください。地理は暗記だけなので基本的には一人で全てできます。ただ、夏休みだけで一からすべてやろうと思うと、他の教科に使う時間のことなどを考えてもあまり余裕がありません。ですので、夏休み一カ月前くらいから勉強を始めてください。そうすることで、地理の勉強に余裕ができて、もしかすると僕の時みたいに夏休み終わりには全範囲2周終わっているかもしれません。全範囲終われば、センター試験や共通テストの過去問を最低でも一日大門1つは解いてください。地理ははっきりと単元が分かれており、大門ごとに解けば復習がとてもしやすいです。また、参考書に載っていなかったり、把握しきれていなかったこともわかります。

 

 

 ここまででおおまかなことについてお話ししましたが、具体的な勉強量について、僕が夏休み一カ月前から地理の勉強を始めてセンター試験までの間でしたことを書くので参考にしてください。

  • 地理Bの黄色い本10周以上
  • 学校の教科書3周
  • 学校の資料集5周
  • 村瀬のゼロからわかるシリーズの系統地理、地誌それぞれ2周
  • センター試験過去問30年分
  • センター模試(東進、河合塾、進研、駿台、その他センター模試)合計50年分

これくらいは最低でもやりました。ここまでの量を勉強する必要はないかもしれませんが、僕のように志望校のセンター試験の配点で社会の比率が高く、どうしても高得点をとりたい人はこれくらいしてみてください。これだけして僕は本番は95点でした。

 

 

 最後に、地理は本当に勉強しがいがあります。受験用だけでなく、受験が終わった後も世界のことについてたくさん知識がついた状態になります。日常生活で地理で学んだことがたくさん出てきます。人が知らないような地理のことを少しでも知っていて、日常生活で使えたら「天才」と言われること間違いありません。