天才教室

僕が勉強を始めてから天才と呼ばれるまでの勉強法、考え方を全て教えます。受験勉強のみでなく勉強法の本質、天才の思考法について知りたい方は是非見てください。

高校化学のすべて

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 今回から高校化学についてお話していきます。今回のテーマは「高1、高2の間に化学ですべきこと」です。理系で科目選択に悩んでいる人や化学選択の人は是非最後まで読んでください。

 

 

 高校化学は「努力すればするほど伸び、勉強内容が単元ごとにわかりやすく分かれている」科目です。努力するほど伸びると言いましたが、伸び率は単元によって大きな差があります。高校化学は主に下の3つの単元に分けられます。

<理論化学>
 計算問題中心の単元で、範囲が広く、得意不得意が分かれやすいです。ただ、理解さえできてしまえば勉強に時間を取られることはなく、得意になってしまえば化学の勉強を楽にできます。

 

無機化学
 暗記中心の単元で、範囲も狭く、覚えるだけで点が取れます。これが一番努力に対しての伸び率が高い単元です。簡単な単元ですが、二次試験でも共通テストでも最低大門1つは出題されるので落としたくありません。この単元では周りと差が付きずらいので絶対に落としたくありません。

 

有機化学
 暗記と応用の単元で、範囲が広く覚えることも多いです。そのうえ応用力がとても試されます。つまり、応用力の部分で周りと差が付きます。ただ、この応用力は普通とは違い、努力するほど上がるものです。つまり、勉強するほど応用力は高まります。この単元も伸び率が高いということです。

 

 

 さて、本題ですが、高1、2年ですべきこととはつまり「理論化学の完全理解」です。おそらくほとんどの学校が高2までで理論化学、高3で無機有機を習うと思います。高3になってまで理論化学をしていてはあまり余裕がありません。ですので、授業を真面目に受けて2年間かけて時間を使って理論化学を理解してください。理解さえできれば高3で演習することで結果はついてきます。高3での勉強計画については次回書きますが、物理と同様に全範囲を早めに自分で終わらせることが大切なので、高3になった時にすぐに無機有機に入れる状態に高2までにしておきたいということです。

 

 

 最後に、理論化学のコツですが、

         単位がすべて

です。例えば日常的に使うm/sというのは1秒で何メートル進むのかを表しています。これと同じように単位というのはそのものの意味を表しています。ですので、化学でよく出るmol/Lはモル濃度を表していますが、これは溶液1L当たりの溶質の物質量という意味です。つまり、単位さえ理解できれば理論化学の計算は楽になります。単位に注意しながら勉強を進めてみてください。