天才教室

僕が勉強を始めてから天才と呼ばれるまでの勉強法、考え方を全て教えます。受験勉強のみでなく勉強法の本質、天才の思考法について知りたい方は是非見てください。

三日坊主でもできる本当に効率がいい暗記法

 

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 皆さんはこれまで暗記ができずに勉強などで苦労したことはありませんか?今回のテーマは「誰でも絶対に暗記できる方法と原理」です。学生から大人まで勉強をしている人(特に三日坊主になって覚えられないような人)は是非最後まで見てください。

 

 

 これまでみなさんは「暗記はコツコツ」とか「一日〇〇ページして、次の日に前日までにやった範囲の復習と今日の分をしなさい」とかいろいろな事を言われてきたと思います。資格の勉強でも「毎日一時間ずつ勉強を積み重ねて三カ月以上かけて資格を取るのが良い」というような考えの人もいるかもしれません。これらすべてに共通しているのは「暗記は長期記憶しなければならないのでコツコツ毎日積み重ねるべき」という考え方です。これで今までうまくいってきた人は無理にやり方を変える必要はないです。しかし「コツコツやるような勉強では三日坊主になって毎回うまくいかない」というような人もたくさんいると思います。僕もその一人でした。

 

 

 そもそも暗記において「なぜ三日坊主になってしまうのか」ということですが、それは「毎日コツコツしても一週間前のことはほとんど忘れていて全然暗記できてる実感がない」と感じるからです。要は”やる気”、”モチベーション”が続かないんです。仮に一日50単語ずつ英単語を覚えたとしても1200単語覚えるのに24日で全て覚えられるかと言われたらそんなわけありません。ふつうは24日後には八割は忘れています。それで結局暗記を途中で諦めてしまったり、たかが1200英単語の暗記に何カ月もかかるんです。しかし僕の暗記法を使えば一週間で八割程度の単語を暗記できます。

 

 

 僕の暗記法とはずばり「毎日一周全範囲暗記する」というものです。「そもそも一日に単語帳や参考書を一周全部見るなんて不可能だ」と感じる人もいるかもしれませんが、できます。ただ、”全範囲”の量にもよりますが、英単語でいえばどんな人でも1200単語毎日するというのは思っているよりも簡単です。

 

 

 そもそも記憶には「短期記憶」と「長期記憶」が存在します。それに、一度も見たことが無いものは記憶に存在しないので当然思い出すことはできません。「毎日コツコツと」という方法は「短期記憶を長期記憶に変換する」ための方法です。これは暗記をする上では必ず必要な作業なのですが、「そもそも短期記憶すらできていないものを長期記憶するのは不可能」というわけです。僕の方法は

一気に短期記憶の容量を最大にして、それらをすべてそのまま長期記憶に変換する

というものです。

 

 

 具体的に僕が受験期に英単語を覚えるためにした暗記スケジュールを教えます。参考にしてください。きっかけは高2の2月の時に受験勉強を一切しておらず焦ったことで、「英単語の暗記をしよう」と意気込む典型例でした。こう意気込んだ日は当然やる気に満ち溢れています。僕はどうせやる気が続かないことが初めからわかっていたので、とりあえず一週間だけ暗記を続けるということを決めました。この一週間という短期目標は誰にでも達成できる目標だと思います。そこで僕は持っていた英単語帳の2000以上の単語と、ついでに古文単語帳も全範囲一周ずつ毎日しようと決めました。その一週間は毎日、家や通学中はもちろん、授業中にも内職としてひたすら単語帳を読んでいました。結果、一週間後には単語帳の八割近くを暗記していました。一日中暗記を毎日繰り返すことで頭の中が単語のことだけになって、寝る前も起きてからもずっと単語が頭によぎるようになります。まさに単語中毒者です。しかし、この単語中毒の状態は記憶の引き出しの一番最初の引き出し、つまり「一番最初に思い出せる位置に単語が記憶されている」という状態です。これが短期記憶の究極の状態になります。ここまでくれば後はとりあえず最初は二日か三日に一周くらいのペースで一カ月近く単語暗記を繰り返すだけでした。

 

 

 「暗記法はわかったし最初の一週間だけとりあえず頑張るというのもわかったけどその後二日に一回とかしてたら結局時間も取られるし結局やる気もなくなる」と思った人がいるかもしれません。安心してください。一週間たった後なら単語帳を一周するのに時間はそれほどかかりません。なぜならどれだけ少なくても全体の50%は覚えていて、25%は「なんかわかるけど思い出せない」という状態だからです。一周目と比べればかかる時間は五分の一以上に短縮されています。僕は受験期の最後の方は英単語帳一周にだいたい40分くらいしかかかりませんでした。また、この長期記憶は「長期記憶に入っていない単語を短期記憶から持ってくる」作業ですので、すでに「いつ見ても覚えている」というもの”以外”について二日に一回暗記すればいいだけです。そのうえで一週間に一度くらい全体を一周すればいいです。また、暗記で一番つらいのは一周目です。さっきも言いましたが、見たことないものは記憶に存在しないので思い出せません。だから暗記では一周目に踏み出せるかどうかが勝負です。しかし、僕のやり方なら”一番暗記のモチベーションが高い”1日目にすべての情報を一度見ることができます。一日目さえ乗り越えれば少しずつ楽になり、一週間たてば単語がたくさん短期記憶されています。その状態で英語の授業などを受ければ、今までわからなかった英単語がわかり、良いアウトプットにもなり、長期記憶につながります。

 

 

 まとめると、自分で今必要な暗記量に対して「できるだけ多くの暗記を一気に短期的に行うことで、そのまま長期記憶に持っていく」という暗記法が最強ということです。資格の勉強をしている人は一日20ページずつとかではなく一日150ページして三日以内に一周するというようなペースで一気に短期記憶しましょう。英単語のような受験暗記は、最低でも必要な単語数をとりあえず一気に短期記憶しましょう。やる気さえあれば暗記はできます。しかもこの方法なら毎日やる気を保つというよりは高まったやる気を利用して一気に覚えるという方法です。暗記が苦手で続かない人は是非試してください。「この方法を実践したその日」からあなたは「暗記の天才」と呼ばれるようになります。